天才とは感覚的に正解を導き出せる人間のことです。 かの数学の天才ラマヌジャンは、自らが編み出した公式の中には証明できないものもあり、後世において初めて証明されたという逸話があります。 何故それが成り立つのか本人にも分からないが、正しいという事はわかる。 正に感覚的に正解を導き出していたと言えるでしょう。 我々の多くは凡人です。...
これまで多くの医学科志望者を見てきました。 その数を数えようと思ってみたのですが、100を超えたところで数えるのをやめました。 その中で現役で合格した子は15%くらい。 浪人した末に合格した子が20%くらいだったでしょうか。 残りの65%は最終的に医学科に合格することはありませんでした。...
私が100メートル走でウサイン・ボルトに勝てると言ったら皆さんはどのような反応をするでしょうか。 当然ながら、そんなわけはないと一笑に付すことでしょう。 そしてこれも当然ながら、陸上競技としての100メートル走で私がウサイン・ボルトに勝てるわけはありません。 どうやったって、天地がひっくり返ったって、勝てません。...
東進の授業は「わかりやすさ」がウリの一つです。 それまで分からなかったり、曖昧だったりした内容が、日本を代表するトップ講師の授業によってしっかりと理解できるようになります。 今までも多くの生徒が東進の授業を受けて志望大学に合格していきました。 しかし、この「わかりやすさ」も一長一短ではないかと思うのです。...
高校生というのは勉強と真っ向から向かい合うことから全力で逃げようとします。 その揺らぐ事なき逃走への意思は鉄のように硬く、大人があの手この手を使って勉強と向かい合わせようとしても、彼らもまたあらゆる手を尽くして脱兎のごとく逃げ回ります。...
この仕事をしていると様々な親子関係を見ることになります。 仲のいい親子、会話が少ない親子、子供が委縮している親子、本当に千差万別です。 他所様の親子関係を一塾関係者がああだこうだと言うのは気が憚られますが、あくまで大学受験という視点から見た適切な親子関係について書いていこうと思います。
受験勉強には必ずといっていいほどお金の問題がついて回ります。 東進衛星予備校米子東校も当然ながら生徒の皆さんからの授業料等で運営されています。 今日は、このお金の問題について書いていきたいと思います。 多くの子供が親にお金を出してもらうことに後ろめたさや罪悪感のようなものを感じます。...
2月の中頃になると、各高校で学年末考査が始まります。 この業界にいると「定期テストの勉強は受験の役に立たない」という人をよく見かけます。 「定期テストの勉強をしても、受験で点が取れるようにはならない」とか、 「テスト前に丸暗記したような内容はすぐに忘れてしまう」など、そういった意見が多いです。 私はこれらの意見に部分的に同意します。...
東進衛星予備校米子東校には多くの高校生が学習相談にいらっしゃいます。 皆さん勉強について何かしらの問題点を抱えていて、それを解決しようとされています。 その中で割と多いのは「英語や数学はできるけど、国語だけができない」という相談です。 今日は国語、特に現代文が苦手な高校生の傾向と、その対策について書いていこうと思います。...
「一つでも偏差値の高い大学に行けば君たちは幸せになれる」 こんなとんでもない粗悪な言葉が、しかも10代の子供に向けて発せられる空間が日本にはありました。 もしかしたら今でも同じような言葉が飛び交っているかもしれません。 その空間とは・・・予備校です。 90年代初頭のバブル崩壊後、日本の大学進学率は10年間で約40%から約50%へと急上昇しました。...