校舎長の増田です。
本日1月16日、初めての大学入学共通テストが行われました。
1日目である本日は地歴公民、国語、英語の試験が実施されています。
地歴公民では単純な知識問題が減り、文章を読んで考える問題が増えました。
国語では古文が難化予想。
様々な憶測を呼んだ文学的文章ではセンター試験と同じように小説が出題され、胸をなでおろした生徒も多かったことでしょう。
今回、最も変化することが予想されていた英語については、リーディングの文章量が非常に多く、試験開始と同時に全体の問題量を確認しなかった受験生は時間不足に襲われる可能性が高まりました。
リスニングについては、問題自体の極端な難化はなく、やはり後半の一回読み部分での形式的な難化が目立ちました。
1日目の科目を総じてみると、やはり問題の難しさというよりも形式の変化による難化が目立ったように感じます。
文章を読んで、情報を理解・整理し、適切な解答を選ぶというプロセスを高速で回さなければ高得点をたたき出すことは困難だと感じます。
私個人としては、処理の速度と正確性を問うこれらの出題形式については甚だ疑問だと言いたいところですが、この話はいずれお話しします。
また、今回のように形式的に不慣れな問題というのは、勘違いや見落としが起きやすく、いわゆる「事故」が頻発しやすくなります。
特に今年は共通テスト初年度ということもあり、蓋を開けてみるまでどのような問題が出るか予想がつかない状況でした。
実際に、東進も含め、各予備校が1年間を通して模試を実施してきましたが、1日目を終えた時点で予想大的中と言えるような内容ではなかったと言わざるを得ません。
もちろん部分的に的中していた箇所はありますが。
うちの生徒には、模試と全く違う問題が出る可能性があるから面を食らうなと伝え続けていましたが、実際に試験本番で冷静に対処できたことを祈るばかりです。
2日目である明日は、理科基礎、数学、理科が実施されます。
注目されるのは、数学がセンター試験と比べてどのような変化があるか。
そして、各予備校の模試で思考問題が大量に増えた生物が、実際にどのような出題がされるのか。
この辺りがどのようになるのかは、来年、再来年の共通テスト対策にも大きな影響を与えるので、しっかりチェックをしていきたいと思います。
それではまた。