4月25日、日曜日に米子コンベンションセンターにて共通テスト本番レベル模試を実施いたしました。
東進では2か月に一回のペースで共通テスト形式の模試を行い、生徒の学力推移の確認を行っております。
今回は東進模試の特徴についてご紹介したいと思います。
特徴① 返却が早い
東進模試の最大の長所は返却が非常に早い事です。
ウェブ上では中3日、帳票返却も中4日で可能となります。
日曜日に受けたら木曜日には自分の成績を知ることができるのです。
学校などで受験する模試では返却までに一か月以上、長い時には二か月以上も経ってから帳票が返却されることも多々あります。
それではハッキリ言って模試を受ける意味がありません。
模試受験時に足りなかった能力を一か月以上後になって指摘されても、「一体どうせぇっちゅうねん」という話です。
ましてや、毎週のように模試を受ける受験生にとってみれば、1か月後に模試を返されたところで、「こんなの受けたっけ」状態です。
自身の学力の問題点をジャストインタイムに把握することで、その後の学習効率は大きく変わります。
とにかく、模試の成績は早く返却されるに越したことはないのです。
特徴② 常に本番レベル・全範囲からの出題
次の特徴は東進模試には範囲指定がないということです。
一般的な模試では、学校の学習範囲に合わせた出題がされます。
つまり、まだ習ってない範囲は出題されません。
また、問題の難易度も少しずつ上がっていくように作られていて、ある意味、受験者に優しい親切設計となっています。
反対に東進模試では、常に受験本番を想定して全範囲から出題されます。
この点は一長一短だとは思います。
習った範囲の習熟度を把握する目的なら一般的な模試の出題形式が良いでしょう。
しかし、本当の合格判定を知りたいなら本番と同じ全範囲からの出題の方が良いに決まっています。
なぜなら、出題範囲が限定されるという事は、先取りで学んでいる生徒とそうでない生徒の差が見えにくくなるからです。
例えば、3年の6月までの学習範囲に対して80%の理解度を持っている高校生と、高校全範囲に対して75%の理解度を持っている高校生がいるとします。
その二人が3年6月までの出題範囲の模試を受けた場合、前者の方が良い成績を取ります。
理論上で言えば、前者が80点で後者が75点です。
しかし、これが全範囲からの出題だったらどうなるでしょうか。
3年の2月末に国公立大学前期試験が行われることを考えると、高校の勉強というのは35か月で修了することになります。
3年の6月は高校入学から27か月経っていますから、高校全範囲の約8割が終わった段階と言えるでしょう。
それでは、先ほどの二人が全範囲出題の模試を受験した場合の成績はどうなるか考えてみます。
前者は全体の8割の範囲に対して8割の理解度を持っているので、残りの2割の範囲については習ってないので解けるはずもありません。
したがって、全範囲出題の模試では0.8×0.8で64点を取ると予想されます。
次に、後者については、全範囲に対して75%の理解度であるため1×0.75で75点を取ると考えられます。
本番と同じ全範囲出題の模試を受ければ後者が勝つのです。
現在の大学受験において先取り学習は難関大合格への必要条件となっています。
もちろん例外はありますが、難関大合格者の多くが中高一貫校出身者であることを考えれば先取り学習がいかに受験に有効であるかは明白です。
それにも関わらず、先取りをしている生徒の優位性が判定に影響しないというのは、合格率を算出する上で足かせになるとしか言いようがありません。
以上の事から、東進の模試ではより正確な判定を知ることができます。
いかがでしたでしょうか。
ついつい長い文章になってしまいましたが、東進模試の特徴について書いてみました。
是非とも、東進模試をしっかり活用して、志望校合格を目指してください。