「知識偏重」から「思考力重視」へ
共通テスト時代のベストツールが四谷大塚
中学受験が一般的ではないこの米子で、なぜ四谷大塚なのか
四谷大塚開校に込めた塾長の思い
四谷大塚といえば、都内を中心に中学受験専門塾として約70年の歴史を誇る老舗中の老舗です。
中学受験が一般的ではない米子には必要ないと思われる方も大勢いらっしゃるかもしれません。
しかし、私はその全く反対、中学受験が一般的ではない米子だからこそ四谷大塚のような学習塾が必要であり、米子だからこそその効果を最大化できると考えています。
大学入試の攻略方法が高度にシステム化された昨今、難関大や医学部医学科の合格者の過半数が中高一貫校出身という現状があります。受験時期が高3の1月~3月に固定されている大学入試において、中高一貫校の先取り学習は絶大な効果を発揮します。大学入試を受験する日が決まっている、つまりは締め切りが決まっているならば、受験勉強に早くに取り掛かったほうが圧倒的に有利であることは間違いありません。現在の大学受験では先取り学習が必須条件となりつつあります。
さらに、中高一貫校の強みはそのカリキュラムだけにあるわけではありません。彼らのもう一つの強みは、熾烈な中学入試を潜り抜けて集まった生徒たちです。その若き才能たちだからこそ中高一貫校の進度に食らいつき、消化し、点数という形で実を成すことが可能なのです。実際に、各中高一貫校の進学実績はその学年が入学する際の入試倍率と明確な相関があることがわかっています。
私はこれまで東進衛星予備校で10年間、数多くの高校生を相手に大学入試の指導をしてまいりました。その中で東大・京大をはじめとした超難関大学や医学部医学科に多くの生徒を送り出してきましたが、その多くに共通するのが抜群の吸収力を持っていたことです。彼らは新しく習った概念であっても正確に理解し、少し練習をすればあっという間に使いこなしてしまいます。しかしその一方で、誰よりも努力をしているのにも関わらず思うように成績が伸びない生徒もいました。東進の学習方法を信じて親子ともに最大限の努力をしていただいたのにも関わらず、志望校合格に導けなかった彼らに対して、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいになります。大学受験の光と影、多くの受験生を志望校合格に導く傍らで、多くの受験生に不合格という結果をもたらしてきた私は、成績が思うように上がらなかった彼らにもいくつかの共通点があることに気づきました。彼らの多くは以下の能力が低い傾向にありました。
・定義力
・処理能力
・発想力
この3つの能力が不足すると大学受験レベルの問題を解くことが非常に困難になります。また、これらの能力の厄介なところは、学校の成績では正確に測ることができない点です。学校の定期テストというのは基本的に「やったもん勝ち」です。出題範囲が限定されたテストではしっかりとテスト勉強をすれば点が取れ、テスト勉強をしなければとれないという至って単純なものになります。したがってその生徒が言葉や定理が何を意味しているか、問題文の情報を正確に読み取り、そこから洞察される事柄を素早く導き出せるか、柔軟な発想で問題を多角的視点でとらえることができるかなど、共通テストで求められる能力を正確に測ることが困難なものとなります。現在の大学受験はただの「学校秀才」では乗り越えられないのです。
これらの能力は主に小学生のうちに形成される傾向にあります。もちろん、中学になってからこの能力が開花する生徒もいますし、高校に入ってから開花する生徒も今まで多く見てきました。しかし、これを読んでくださっている皆様も予想されていると思いますが、年齢を重ねるごとにその開花率は減少する傾向にあると私は感じています。この開花率の逓減にも明確な理由があります。それは、中学校に入ると多くの生徒がテストの点に執着するようになるからです。もちろん、テストで高得点を取ろうとすることが悪いわけではありません。テストを受ける以上は自分がとれる最高点を目指すべきだと思います。しかし、目先のテストの点を追いかけて、言わば丸暗記に近い形でテスト勉強をしている生徒がどれほど多いことでしょうか。そのような勉強の仕方では上で挙げた3つの能力を向上させることは非常に困難だと言わざるを得ません。本当はじっくりと問題と向き合って完璧に理解をしたいところですが、テスト直前ではそんな悠長な事は言ってられません。子供も親も、そして我々指導者もどうしても目先の点を追いかけてしまいます。そうなってしまえば、受験生になって大学受験のハードルの高さを目の当たりにし、今までの勉強が軽薄なものであったと気づくまで一直線です。
このように考えると、目先の点を追わずじっくり理解や発想力を育むことができるのは小学生のうちだけなのです。しかも、中学入試が一般的ではない米子なら、その期間を都会よりも長くとることができます。中学入試が一般的な地域では小4から中学受験に向けての学習がスタートします。当然、各塾毎の月例テストや模試で点数を取ることが求められます。結果的に中学生のテスト勉強のように目先の点を追いかける生徒や、親、そして指導者が出てきます。しかし、中学受験がない地域ではそんなことを気にする必要はありません。小4になっても、小5になっても、小6になっても、じっくりと能力を育んでいけば良いのです。
四谷大塚の教材は見れば見るほどよくできています。ただ単純に計算力を向上させたりするだけでなく、言葉の意味を理解し、数式の意味を理解し、さらには図形問題で空間把握能力を効率よく伸ばすことができます。共通テストでは高度な理解力、多角的視点、複数の事柄を同時に処理するだけの広い脳内空間が求められます。それこそがまさに四谷大塚が70年の歴史の中で子供たちに育ませようとしてきた能力であり、子どもたちの可能性を大きく広げる能力なのです。センター試験から共通テストに移行したことで、私はようやく時代が四谷大塚に追いついたと感じています。共通テスト時代のベストツールは四谷大塚、私は本気でそのように思っています。
鳥取県の小学生のお父様、お母様、将来的にお子様の大学進学をお考えなら是非とも小学生のうちから準備を始めてください。小学生時代が目先のことを気にせずお子様の脳を耕すことができる最後のチャンスです。しっかりと耕して栄養を与えた土地は、数年後必ずや多くの実をつけることになります。お子様の未来のため、今こそ一歩踏み出してください。我々が全力で指導に当たらせていただきます。